ラノベ部

ラノベ部 (MF文庫J)

ラノベ部 (MF文庫J)

「世界の中心でアイを叫んだケモノ」の「おめでとう」シーンを思い出しました。「読んでいいんだ!」
断言していいんじゃないでしょうか、この作品をもって、ラノベは新たなる一歩を踏み出したと想います。ヒットやホームランでなくても、メタであろうがなかろうが、快心の当たりは手の中に感触として残るものです。仮に作者の愛のように見えるものが単に商売道具だけだったとしても、受けて側に響くものがあれば、それは新たな道を進んでいくでしょう。
以上情念モード終了。メタをふんだんに取り込み、某生徒会シリーズ等で好評の「会話のキャッチボール」コメディ(壊れてないです)も押さえ、メッセージ性の強いコマもあり、非常に面白かったです。主人公とその親友(≒ヒロイン)のキャラもツボでした。ラノベに関わる人だけでなく普段読まないような人たちにも、オススメです!
ごちそうさまでした。