君のための物語

君のための物語 (電撃文庫)

君のための物語 (電撃文庫)

孤独はつらく苦しい道、人と関わって人は成長していき、生きていくのか。

奇しくも電撃小説大賞のシリーズが連続しました。こちらは金賞です。いろいろな人との関わりで、成長していく主人公を追いかける物語。ありがちなストーリーかもしれませんが、しっとりとした雰囲気で読ませてくれます。というかホントに新人さんですか? うまい。

さて、ぶっちゃけ大賞より金賞のほうがよかったという感想もちらほらなのですが、私の感想は、「両方アリだけど、私が中高生読者ならイタチさんを選ぶかな〜」「私が編集部だったら、、、やっぱイタチさん大賞」。いやまあ、この年になった(いろいろな人生経験を積んできた)からこそ、人との関わりが珠玉だっていうのが分かるのもあるような気がして。ライトノベルという娯楽小説で考えるなら、大賞金賞の順番はこのままかなぁと。

いずれにしても、次回作が楽しみではあります。

ごちそうさまでした。